|
 |
 |
 |
青檀皮は秋から冬にかける頃に刈り取りを行います。まず始めに樹皮を剥き易くするために石灰などを用い原料を充分に煮込みます。樹皮をある程度剥き取った後、皮に含まれる必要のない成分を水にさらして洗い流します。それから4、5人で繊維の固い部分(節)や塵などを時間をかけてきれいに取り除きます(04)。最後に原料を漂白する為に広げ並べて日干しします。こうした工程で何ヶ月もかけて樹皮が白い繊維に変わってきます(05)。 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
|
 |
 |
 |
稲藁には葉と茎に節があります。葉を取り除いたり、節を予め叩きつぶす必要があります。この面倒な作業をしないと出来上がった紙が黒くなったり、繊維の固まりが紙に出てきてしまいます。その後、木灰に浸けて揉む作業を行い、続けて水に晒して綺麗に洗い流し、山の斜面で並べ広げ日光で漂白します。最後に塵を取り除き、石臼(06)で丁寧にひいていきます(07)。 |
 |
 |
 |
 |
|